2016.09.08
今日は先日某TV番組を見ていて目から鱗が落ちた話をさせて下さい。
某会社の社長が「初心に帰る」という言葉が嫌いだと言われてました。
自分ではいい言葉だと思っていましたが、嫌いな理由を聞くと、ものすごく納得しました。「初心に帰るということは、初心を忘れているから帰るのだ、初心は貫くものだ」確かにそのとおり初心は忘れてはいけない貫くものだ「初心忘れるベからず」この言葉の本当の意味を思い出しました。
猿楽師の世阿弥の言葉で
しかれば、当流に、万能一徳の一句あり
初心忘るべからず
この句、三箇条の口伝あり
是非の初心忘るべからず
時々の初心忘るべからず
老後の初心忘るべからず
私なりの解釈ですが物事を始める最初の初心だけでなく、経験や成長度合に応じて初心というものがあり、僅かな成長や自信を手に入れて初心を忘れてしまうと残るものは慢心だけで、それでは知識や人の意見を取り入れなくなる、そうすると当然成長もしなくなり衰退の道を歩むことになる。そうなりたくなければ常に謙虚にそして貪欲に知識や経験・より多くの意見を吸収していかないと、日々成長を続けられないということだと思います。
私も初心に帰るのではなく、初心を貫きたいと思います。それが今の私の初心?ではまた次回失礼します。